日本三大雪渓 針ノ木雪渓~後立山縦走 2014.08.01-02
2014年 08月 04日
昨年、立山~剣岳への縦走(記事)の際、立山から見た針ノ木岳と赤沢岳
針ノ木雪渓は日本三大雪渓として有名です。
そんな訳で、1年経って高山病の頭痛を忘れた頃に行ってきました。
7月31日
19:30 東京発
22:00 扇沢着
昨年同様、前日入り。今回は親父と杉水さんと3人で
扇沢に着くと、満天の星空と天の川
やっぱり星っていいですな。三脚がなかったので、地面の置いての撮影
ちなみにこんな感じの配置です。
七夕の時期に撮りにいけなかったので少し撮影してから就寝
8月1日
05:00 起床・朝食・準備
06:30 出発
今回は2泊3日、9時間・9時間・6時間の行程
とりあえず、雪渓の取りつきまではのんびり歩きます。
およそ2時間半で雪渓の取り付きに到着
雪渓から吹き降ろす風が涼しくて気持ちいい。
大きな雪渓としては槍へ上がるときの雪渓と、白馬の大雪渓に続いて3つ目。今回も6本歯です。
斜度もそれなりにあって、落石が多いため上部を注意しながら登ります。
きついところで10度くらいでしょうか。直登の為、結構しんどいです。
親父が10本歯、杉水さんが4本歯でしたが、今回は10本が正解だった模様。結構ずるずるやって疲れました。
雪渓自体は1時間10分。ここから夏道に入り、上ってきます。7月上旬ぐらいまでは針ノ木峠まで雪渓をあがれるそうです。
この夏道がまた急でしんどいったらありゃしない・・・
13時半ごろ針ノ木小屋へ到着して、昼食。予定通り7時間で上ってこれました。
小屋の周りにはお花畑もあってきれいでした
三日月と飛行機のランデブー
予定では荷物を置いて、蓮華岳へピストンする予定でしたが、疲れたし雲が出てきてたいした展望も望めないのでやめることに。杉水さんは一人で行ってきました。約2時間で帰還。
17時から夕食を食べて、夕焼けを見て19時に就寝
夜中は暑くて何度も目が覚めてなんだか疲れました。
ちなみにこの日は布団2枚に3人寝る程度でした。
8月2日
05:00 起床・準備
朝から最高!
八ヶ岳・富士山・南アルプス
槍ヶ岳方面
5時半ごろから朝食をいただいて、準備をして写真とって6時半出発
針ノ木岳山頂ま1時間半
途中天気もよくて、お花畑も最高
そして、針ノ木岳山頂に立つと360度 大パノラマ
昨年立っていた立山方面
南は槍ヶ岳・去年タイショーと登った乗鞍岳・2年前に登った鷲羽岳
北はこれから歩く縦走路と5年前登った白馬から五竜・鹿島槍
いやはや、ホント最高だわ。雪渓もよかったけど200名山 針ノ木岳は展望に最高の山ですね。
ゆっくりした後、一路縦走です。
昼頃までは立山側はよく見えてました。
そんなに危ないところはないと思ってたら、赤沢岳の登り
と、鳴沢岳のくだり
新越小屋に1時に到着。
針ノ木小屋を出るときにも聞いたけど、とにかく今夜は混んでいて、土間で寝るようかもしれないと・・・1枚で2人コースは確実みたいなので、気合で下りちゃおうか、ってな雰囲気でした。
昼食をすまして1時半に再出発
岩小屋沢岳に登る途中で雷鳥に遭遇
警戒心も薄くて、近くで眺められた。
鳴沢岳越えてからは結構怖いポイントもあって、すれ違いが出来ないところも。
団体さんの通過待ち。
天気がよかったこともあり予定より遅めの16時に種池山荘へ到着。
最後の最後に歩いてきた銃走路が一望できた
山小屋は・・・やっぱり混んでる・・・
しかし今回テント泊の杉水さんは「予定は予定」って事で宿泊するとの事。翌朝は爺が岳へご来光を見に行って下山するのみの予定。親父と俺は「予定は未定」で下山することに。
予報どおり雨が降ってきたので、軽く腹ごしらえをして、カッパを着て16時10分に下山開始。
さすがに疲れが出てきた足をひたすら出して、19時に扇沢の駐車場に到着。
山で12時間半も歩いたのは初めてでした・・・
信濃大町駅前のたけのや旅館までくだって、大浴場でマッサージ!頑張って下りてきてよかった。
下山して力が抜け、風呂でマッサージしてさらに脱力。。。晩飯にいったすき家でははし持つのがしんどかった笑
前日の針ノ木小屋でも約10畳に18人寝てたのに、今日は10畳で2人!しかも冷房完備!電気もついてる!お風呂もある!茶菓子もある!最高だね。
何が最高って、爺が岳をやめて下山してきたのに、泊まった部屋が「爺が岳」って名前の部屋だった。うん、爺が岳最高!
のんびり休んで、「予定は予定」の杉水さんを翌朝10時に扇沢に拾いに行き、東京へ帰ってきました。
今回は高山病にもかからず最高の景色にも恵まれたのがよかった~
by hiroshi-aaa
| 2014-08-04 19:25
| おでかけ