立山~剱岳 縦走 2013.08.09-10
2013年 08月 12日
誕生日の夜は車中泊
まぁそんな誕生日も悪くないでしょう
8日、仕事上がりで実家で親父をピックアップして8時出発
国立府中IC~安曇野IC(旧豊科IC)、下道50分程で扇沢に11時着
ちょっと近くを散策して、満天の星空を眺めてから11時半就寝
5時半起床
トイレがてら外に出てみると疎らながら人が結構居ました。
おにぎり食って、準備して7時半の始発トロリーバスのチケット発売が6時50分からなので、6時半に並び始め。販売開始までに300人くらいは並んでたんじゃないでしょうか。木曽駒行ったときのシャトルバスより寒くないし、多くないし、座って待てたのでマシでした。
扇沢~室堂まで5日間有効の往復チケット8,800円がJAF会員割引で7,940円。(860円割引)
10%割引じゃないところがなぞですが笑
予定通り7時半の始発バスに乗り、黒部ダムまで。ここまでは一般観光客も多く、結構混みあいます。 それでも5台のバスが出て、黒部ダムまで15分のバス旅。 トロリーバスは全国でここしかなく、珍しいので乗っていて不思議な感じでした。
黒部ダムに7時50分頃到着し、次のケーブルカー発車が8時半だった為、放水観望ステージを見ていくことに。
今年建設50年を迎える黒部ダム。初めてきましたが、意外と感動は薄かった。何ででしょうね。
でかいし、凄いし、観光放水も綺麗だったんですが、あまり圧倒されず・・・笑
そんな感じで、せっかく持ってきた広角レンズに変えて撮影の後、ケーブルカー乗り場へ移動。
次のロープウェイの整理券も受取ります。
約7分で黒部ダムから黒部平まで上がります。
こちらも満員乗車。
40分頃大観峰へ到着し、8:55発のロープウェイまで時間があるので屋上展望台へ
進行方向には雄山、 振り返れば針ノ木岳が見えます。
ロープウェイに乗車してこちらも10分弱。大観峰へ到着です。
最後の高原バスは9:15発。
2時間かけて9:30、ようやく室堂に到着です。
天気最高!
空気は冷たく、紫外線マックスですね。
朝食を済ませて、10時入山。
今回のコースは立山(雄山・大汝山)から剱御前小屋経由で剣山荘で1泊(オレンジ)
翌日剱岳ピークハントの後、剣御前小屋までピストンして、雷鳥坂を下りかえるコース(ピンク)
結果は高山病により剣岳ピークハントを諦め、剣山荘から帰ってきたんですが笑(イエロー)
歩き始めの30分は毎度山に来たことを後悔するんですね。
小休止でストックを出し、水を多めに取り、既に息切れを起こした肺に活を入れます。
今回はスタート地点がすでに2500mあるので、ちょっと歩くとすぐ疲れます。
一ノ腰にあがるまでに既に頭痛が始まりましたが、振り返ればこの景色!
まだまだ頑張れます。
一ノ腰では物資搬送のヘリが来ていたので撮影大会w
ヘリはホバリング中でSS1/20位がよさそうですね。1/15だと機体がぶれてしまいました。
そんなことやってる場合じゃないぐらい既に頭痛いんですけどね。
一ノ腰から雄山まではそれなりに急な道です。ザレてる分登りづらいし。それでも修学旅行(遠足?)の中学生やらカラフルな山ガールも多く居ました。
とにかく天気がよくて、2006年に登った槍・穂高、昨年登った水晶、さらには黒部五郎・薬師も良く見えました。 室堂の向こうには大日岳や雄山の肩には剣も顔を覗かせていました。
コースタイムより遅れたものの、雄山を超えて大汝山に登頂。
雄山山頂には雄山神社があり、ここまでは人も多いですが、立山の最高峰大汝山まで来る人は少なかったですね。
今回立山に登頂して、百名山は30となりました。(登頂記録はこちら)
大汝山頂直下には大汝小屋があり、ここで遅めの昼食。
標高が3,000mある為、頭痛と吐き気で食欲は全くないものの、とりあえず吐きそうになりながらもお茶で流し込む。そして毎度思う「我、何故に苦しむ」と。好き好んで苦行するあたり、やっぱり山好きは頭おかしいんだな、と。
座っていても、良くならないのでさっさか出発です。
なんたって、この時既に14時。本日の目的地まで残り3時間の予定w
もはや心が折れますわ。
文句を言っても進まないので、歩きます。
しばらくは下りが続き、真砂岳はトラバース。さらに別山もトラバースして、剱御前小屋の稜線まで出ます。前には剣、白馬 振り返れば室堂・雄山・大汝山 最高ですね。これだから苦しくとも山へ来てしまうんだろう。ちょっとの学習能力の欠如がないと山登りは続かないと思う。
剱御前小屋に15:50到着。
このとき既に頭痛が酷くてもはや何もする気にならずw頭を抱えたまま座ってました
10分休憩の後、天候が安定してる為、予定通り剣山荘を目指すことに。これまでの登山経験で17時過ぎまで歩いたのは上高地から前穂高にあがった時と今回だけでしょうか。
16時に親父に急かされ荷物を背負い出発。ここから剣山荘までは下りなので幾分かマシでした。さらに道中にはお花畑もあり、気分転換になりました。 しかしながら、途中5箇所大きな雪渓を渡るのに気を使って疲れた。今回はアイゼンも持ってなかったので、なんとなくやっぱり緊張するね。
途中気の緩みか疲れか高山病か分らんが、けっつまづいて手を強打。幸い他を打たなかったけど、心が完全に折れたwさらにペースダウンして、標高が下がっていくのに頭痛は酷くなる一方wもうやだお家かえる、状態のまま何とか剣山荘に17:15到着
15分ほど仮眠を採り、17:45から夕食。 小屋は2,476m地点のため、頭痛はあるものの吐き気は大汝山(3015m)の時よりなくマシ。それでも食欲はわかないのでおかずのみを食べて18時に寝床に戻り就寝。
今回は8月7日が新月で9日は2日月でさらに天気予報も良かったので、星の写真を撮ろうと三脚と広角レンズを持ってきたのに、全然そんな元気ないw21時頃目が覚めたときには就寝時間(20時)を過ぎて既に真っ暗wヘッドライトも出してなかったし、頭痛が辛いのでまた寝る。結局今回の山行で三脚は一度もおろされることなく背負われたままでしたwただの重りw
12時、3時と目が覚めたけど頭痛がとれない。
3時半頃からピークハント組が準備を始めて6時前には殆ど出て行った。俺はこの馬鹿な頭で行っても危ないのでピークハントを断念。公式記録としては天候不順により、って事にしておきましょうか。事実ガスが濃く、恐らく500m上空(小屋2500m・剱岳山頂2999m)もガスの中だろうと。そう思わないとせっかくここまできたのに登頂できないモヤモヤを納得させられないw身体は元気なのに、頭が馬鹿で行けない。ただ歩くだけならいいんだけどねぇ。実力不足です。
そんな感じで、6時半頃まで布団でゆっくりして、清掃始めるってぇので食堂へ移動。外は結局出発の8時になっても霧のままでした。
当初ピークハントの場合は朝食をとらずに山小屋発予定だったので、弁当を貰っておいたので食堂で朝食。頭痛は取れておらず、食欲がないので、おかずだけ食べてご飯は残しました。また荷物が増えたw
8時頃までゆっくりして、雨具を着て出発。 来た道を戻ります。1時間ちょっとかけてきたところを2時間かけてまた戻るむなしさといったらw途中お花畑で撮影しながら戻りました。
10時過ぎに剱御前小屋に到着してもガス。寒いし、止まる理由もないので、そのまま雷鳥坂へ入っていきます。
あら不思議、くだりになると頭痛はなくなるのよね。しかももう帰るのみ。去年の富士山の須走並みに元気になって駆け下りてきました。 この土日は登山客も多く、剱岳へ行く人も多く、かなりの人とすれ違いました。しかし前日のような天気のよさはなく周りは真っ白。 頑張れ。
一気に駆け下りて、雷鳥平の沢沿いで小休止。12:00
雷鳥荘まで上がって昼食。 温かいそばをいただきました。
地獄谷・ミドリガ池・ミクリガ池を眺めて、14時室堂到着
土曜とあって人がめちゃくちゃ多かったです。
前日とは打って変わって何も見えない室堂。ホント金土できてよかった。なんて口が裂けてもいえないので心の中でガッツポーズをしてあとにします。
14:15 室堂 発(トロリーバス)
14:45 大観峰 発(ロープウェイ)
15:10 黒部平 発(ケーブルカー)
15:40 黒部ダム 発(トロリーバス)
15:50 扇沢 到着
乗換え多すぎて帰りはめんどかったw行きは初めてだし、気持ちも盛り上がってるからいいけど、帰り早く帰りたいのにこんなに乗り継ぎするのはめんどくさい。しかも土曜で人が多かったし。観光客もかなり多く、韓国人観光ツアーの団体と一緒でした。
駐車場で片付けの後、鹿島槍でイントラ時代に教わったくろよんロイヤルホテルの日帰り温泉に入って疲れを流しました。
17時過ぎに出て、梓川で晩飯(黒部ダムカレーw)を食べ、18時半出発
渋滞が酷かったので、境川PAで時間調整して、10時に実家で親父を落として、10時半帰宅
今回剱岳のピークハントはならなかったものの、百名山30座登頂し、天気に恵まれたのでよかった~
とりあえずしばらくは3000m級に行きたくないw
また来年この頭痛を忘れた頃に行こうw
まぁそんな誕生日も悪くないでしょう
8日、仕事上がりで実家で親父をピックアップして8時出発
国立府中IC~安曇野IC(旧豊科IC)、下道50分程で扇沢に11時着
ちょっと近くを散策して、満天の星空を眺めてから11時半就寝
5時半起床
トイレがてら外に出てみると疎らながら人が結構居ました。
おにぎり食って、準備して7時半の始発トロリーバスのチケット発売が6時50分からなので、6時半に並び始め。販売開始までに300人くらいは並んでたんじゃないでしょうか。木曽駒行ったときのシャトルバスより寒くないし、多くないし、座って待てたのでマシでした。
扇沢~室堂まで5日間有効の往復チケット8,800円がJAF会員割引で7,940円。(860円割引)
10%割引じゃないところがなぞですが笑
予定通り7時半の始発バスに乗り、黒部ダムまで。ここまでは一般観光客も多く、結構混みあいます。
黒部ダムに7時50分頃到着し、次のケーブルカー発車が8時半だった為、放水観望ステージを見ていくことに。
今年建設50年を迎える黒部ダム。初めてきましたが、意外と感動は薄かった。何ででしょうね。
でかいし、凄いし、観光放水も綺麗だったんですが、あまり圧倒されず・・・笑
次のロープウェイの整理券も受取ります。
約7分で黒部ダムから黒部平まで上がります。
こちらも満員乗車。
40分頃大観峰へ到着し、8:55発のロープウェイまで時間があるので屋上展望台へ
進行方向には雄山、
ロープウェイに乗車してこちらも10分弱。大観峰へ到着です。
最後の高原バスは9:15発。
2時間かけて9:30、ようやく室堂に到着です。
天気最高!
空気は冷たく、紫外線マックスですね。
朝食を済ませて、10時入山。
今回のコースは立山(雄山・大汝山)から剱御前小屋経由で剣山荘で1泊(オレンジ)
翌日剱岳ピークハントの後、剣御前小屋までピストンして、雷鳥坂を下りかえるコース(ピンク)
結果は高山病により剣岳ピークハントを諦め、剣山荘から帰ってきたんですが笑(イエロー)
歩き始めの30分は毎度山に来たことを後悔するんですね。
小休止でストックを出し、水を多めに取り、既に息切れを起こした肺に活を入れます。
今回はスタート地点がすでに2500mあるので、ちょっと歩くとすぐ疲れます。
一ノ腰にあがるまでに既に頭痛が始まりましたが、振り返ればこの景色!
まだまだ頑張れます。
一ノ腰では物資搬送のヘリが来ていたので撮影大会w
そんなことやってる場合じゃないぐらい既に頭痛いんですけどね。
一ノ腰から雄山まではそれなりに急な道です。ザレてる分登りづらいし。それでも修学旅行(遠足?)の中学生やらカラフルな山ガールも多く居ました。
とにかく天気がよくて、2006年に登った槍・穂高、昨年登った水晶、さらには黒部五郎・薬師も良く見えました。
コースタイムより遅れたものの、雄山を超えて大汝山に登頂。
雄山山頂には雄山神社があり、ここまでは人も多いですが、立山の最高峰大汝山まで来る人は少なかったですね。
今回立山に登頂して、百名山は30となりました。(登頂記録はこちら)
大汝山頂直下には大汝小屋があり、ここで遅めの昼食。
標高が3,000mある為、頭痛と吐き気で食欲は全くないものの、とりあえず吐きそうになりながらもお茶で流し込む。そして毎度思う「我、何故に苦しむ」と。好き好んで苦行するあたり、やっぱり山好きは頭おかしいんだな、と。
座っていても、良くならないのでさっさか出発です。
なんたって、この時既に14時。本日の目的地まで残り3時間の予定w
もはや心が折れますわ。
文句を言っても進まないので、歩きます。
しばらくは下りが続き、真砂岳はトラバース。さらに別山もトラバースして、剱御前小屋の稜線まで出ます。前には剣、白馬
剱御前小屋に15:50到着。
このとき既に頭痛が酷くてもはや何もする気にならずw頭を抱えたまま座ってました
10分休憩の後、天候が安定してる為、予定通り剣山荘を目指すことに。これまでの登山経験で17時過ぎまで歩いたのは上高地から前穂高にあがった時と今回だけでしょうか。
16時に親父に急かされ荷物を背負い出発。ここから剣山荘までは下りなので幾分かマシでした。さらに道中にはお花畑もあり、気分転換になりました。
途中気の緩みか疲れか高山病か分らんが、けっつまづいて手を強打。幸い他を打たなかったけど、心が完全に折れたwさらにペースダウンして、標高が下がっていくのに頭痛は酷くなる一方wもうやだお家かえる、状態のまま何とか剣山荘に17:15到着
15分ほど仮眠を採り、17:45から夕食。
今回は8月7日が新月で9日は2日月でさらに天気予報も良かったので、星の写真を撮ろうと三脚と広角レンズを持ってきたのに、全然そんな元気ないw21時頃目が覚めたときには就寝時間(20時)を過ぎて既に真っ暗wヘッドライトも出してなかったし、頭痛が辛いのでまた寝る。結局今回の山行で三脚は一度もおろされることなく背負われたままでしたwただの重りw
12時、3時と目が覚めたけど頭痛がとれない。
3時半頃からピークハント組が準備を始めて6時前には殆ど出て行った。俺はこの馬鹿な頭で行っても危ないのでピークハントを断念。公式記録としては天候不順により、って事にしておきましょうか。事実ガスが濃く、恐らく500m上空(小屋2500m・剱岳山頂2999m)もガスの中だろうと。そう思わないとせっかくここまできたのに登頂できないモヤモヤを納得させられないw身体は元気なのに、頭が馬鹿で行けない。ただ歩くだけならいいんだけどねぇ。実力不足です。
そんな感じで、6時半頃まで布団でゆっくりして、清掃始めるってぇので食堂へ移動。外は結局出発の8時になっても霧のままでした。
当初ピークハントの場合は朝食をとらずに山小屋発予定だったので、弁当を貰っておいたので食堂で朝食。頭痛は取れておらず、食欲がないので、おかずだけ食べてご飯は残しました。また荷物が増えたw
8時頃までゆっくりして、雨具を着て出発。
10時過ぎに剱御前小屋に到着してもガス。寒いし、止まる理由もないので、そのまま雷鳥坂へ入っていきます。
あら不思議、くだりになると頭痛はなくなるのよね。しかももう帰るのみ。去年の富士山の須走並みに元気になって駆け下りてきました。
一気に駆け下りて、雷鳥平の沢沿いで小休止。12:00
雷鳥荘まで上がって昼食。
地獄谷・ミドリガ池・ミクリガ池を眺めて、14時室堂到着
土曜とあって人がめちゃくちゃ多かったです。
前日とは打って変わって何も見えない室堂。ホント金土できてよかった。なんて口が裂けてもいえないので心の中でガッツポーズをしてあとにします。
14:15 室堂 発(トロリーバス)
14:45 大観峰 発(ロープウェイ)
15:10 黒部平 発(ケーブルカー)
15:40 黒部ダム 発(トロリーバス)
15:50 扇沢 到着
乗換え多すぎて帰りはめんどかったw行きは初めてだし、気持ちも盛り上がってるからいいけど、帰り早く帰りたいのにこんなに乗り継ぎするのはめんどくさい。しかも土曜で人が多かったし。観光客もかなり多く、韓国人観光ツアーの団体と一緒でした。
駐車場で片付けの後、鹿島槍でイントラ時代に教わったくろよんロイヤルホテルの日帰り温泉に入って疲れを流しました。
17時過ぎに出て、梓川で晩飯(黒部ダムカレーw)を食べ、18時半出発
渋滞が酷かったので、境川PAで時間調整して、10時に実家で親父を落として、10時半帰宅
今回剱岳のピークハントはならなかったものの、百名山30座登頂し、天気に恵まれたのでよかった~
とりあえずしばらくは3000m級に行きたくないw
また来年この頭痛を忘れた頃に行こうw
by hiroshi-aaa
| 2013-08-12 22:22
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